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お散歩日記

2018年12月20日

【国際結婚】苗字を一緒にすべきか、夫婦別姓にすべきか

国際結婚

最近国際結婚し、苗字が変わりました。カタカナになりました。

今日は、カタカナ苗字になってから数か月間日本で過ごす中で気づいた、良かったこととちょっと面倒…と思ったことについて書こうと思います。

国際結婚の場合、夫婦別姓が可能です

日本人同士の場合、夫婦別姓は認められていませんね。しかし国際結婚の場合いくつかのパターンから苗字を選ぶことができます。

  1. 夫婦別姓
  2. 私が夫の姓に変更する(夫が日本の苗字に変更することはできない)
  3. 私と夫の苗字の合体バージョン

私の場合:外国籍の夫に苗字を合わせました

私は夫婦別姓にする気満々だったのですが、結婚前日になって夫が「ねぇねぇ、やっぱり苗字一緒にしない?オレが婿入りの形でもいいから一緒がいい」と言い始めました。

(外国籍の方は戸籍がないので婿入りできませんが笑)

前日に言うか…?と思いましたが、別姓が嫌な理由を夫に聞いてみると

  • 子供が産まれて、オレだけ仲間外れになるのは嫌だ(…)
  • 子供が産まれた際、免許証やパスポートなどの証明書には私方の苗字しか記載されないため、夫と子の親子を証明できるものがない

ということでした。

夫婦別姓の場合、生まれた子供は私の苗字しか引き継げません。

つまり、私と子供は苗字が一緒になりますが、夫だけ違う苗字を名乗ることになります。

たしかに、今後様々な国を転々とする可能性がある私たちにとって、苗字が一緒のほうが何かと都合がよいのではないのか、というのには納得しました。

別姓の場合、手続きの際や何か問題が起こった時に、親子である証明書を追加で要求される…ということも容易に想像ができました。

両者の苗字が残るパターン(3)も考えましたが、あまりにも語呂が悪かったのと、手続きに行く時間が作れなかったため却下になりました。(家庭裁判所に手続きに行く必要があるらしい)

結局、別姓に執着する理由もありませんでしたし、後々に直面するであろう面倒を考慮して、苗字を一緒にするという結論に至りました。

改姓して良かったこと

  • 夫の銀行口座(日本)の代理人としてスンナリと受け付けてもらえた
  • 夫婦間の海外送金の際、夫婦を証明する書類を出さずに済んだ

どちらも、夫婦である証明ができれば(戸籍抄本などの書類を提出して)問題なくできるようですが、私たちの場合かなり急ぎだったので、書類準備のひと手間を省けたことでだいぶ助かりました。

別姓の場合、手続き関係で提示しなければいけない書類が増えるのは確実です。とは言え、手続きで大変なのは最初だけなので、気にならない人は気にならないと思います。

ただ私たちの場合、海外を転々とする予定があり、海外から書類を集めなければならない可能性も十分にありえます。急いでいるときになかなか書類が集まらないのは結構ストレスになるので、書類が一つ減るという点では改姓して良かったと思います。

改姓して面倒なこと

  • 電話予約で一発で苗字を聞き取ってもらえない

病院に予約を入れようと電話をすると必ず聞き返され、場合によっては「キリンのキ、リンゴのリ」のように一文字づつ説明しなければなりません。手続きが多い結婚後で、いろいろな場所に電話をかけなければならないタイミングだったので、少しストレスに感じました。レストランなどの予約は旧姓を名乗っています。 また名前の書き間違え、呼ぶ間違えも頻繁に起こります。だんだんと慣れてくるのですが、領収書の書き間違えに気づかず病院に再来しなければなくなったときはトホホという感じになりました。

  • いちいち日本の方ですか?と聞かれるようになる

外見は標準的な日本人ですが、カタカナに苗字が変わったことで、必ず聞かれるようになりました。特に面倒という訳ではありませんが、周りからの見られ方も少し変わるのかな~と感じました。(だからといって手続き関係などで不便はありませんが)

ちょっとした心配事

  • 生まれてくる子供への影響

苗字がカタカナであることで「ハーフ」であることが目立ってしまい嫌だと思うのか、初対面の人と話す度に自分の出自について説明することになって面倒だろうな、、、などなど子供が直面するであろう事実に少し不安にも感じました。

まとめ

今後どこで住むのか、環境や状況によって選択も変わってくるので、一概にどちらがいいとは言えないと思います。

今後のライフプランなども含めて、結婚する前によく話し合ってみてはどうでしょうか。大切なことなので、私たちのように前日相談…にはならないように!